介護のお助けグッズ【車いす・ヒーター・竜神山】
今日は母の介護を助けてくれるグッズの紹介です。
まずは車いすと、ヒーター、そしてなんと竜神山です!!
この 車いすは、深川医療機さんからレンタルしています。1か月借りると10,000円するのですが、介護保険を使うので 1割負担になり、毎月1,000円で借りることができ、助かります。
母が2年前の脳出血で寝たきりになった時、首が安定しなくなったので、それまで使っていた座るタイプの車いすは使えなくなってしまったのです。
長く使うことになると、買った方がお得かもしれませんが、母専用のものだし、どのくらい使うことになるかはわかりませんので、とりあえずレンタルしました。
レンタルだと、定期的にメンテナンスに来てくださるし、昨年は新しいものに取り換えてくださいましたし、そういった利点もあります。
ひじ掛けがスライドして下がるのと、足おきは取り外せます。
この車いすは ほとんど寝かせるくらいにリクライニングできるので、ベッドからそのまま移動し、車いすのままで送迎用の介護車に乗ってショートステイに行っています。
長く座ると疲れますが、2,3時間までは大丈夫です。
そしてヒーターはデロンギのオイルヒーターです。
エアコンだった時は、空気が乾燥してのどがイガイガしたり、皮膚が乾燥しきっていましたが、このデロンギに変えてからは空気が汚れることもなく、部屋が乾燥することもありません。
母の部屋は、気密の高いマンションということもありますが、寒い冬もほとんど20度前後の春の陽だまりのような状態です。
夜中や早朝におむつを替えたりするので、ほとんどつけっぱなしの状態です。5分刻みのタイマーがついているので、真夜中に少しだけは切っておけます。
難点は、電気代がかかることくらいかな。
それとスイッチをいれて部屋が温まるまでに、1時間くらいかかるので、急ぐ時はエアコンと併用します。

さて、この山は、母の部屋から見える竜神山と鈴が峰山です。
この景色には、介護する私も癒されています。
竜神山は小さいながらも春は山桜、秋は紅葉と季節を感じさせてくれますし、この小さな山のおかげで夏は涼しい風が吹いてくれます。
ちなみに母が元気な時父と住んでいた田舎は、こんなところ。(これは田舎の主人の実家の田んぼです・・)
↓ちょっと今の景色と似てるでしょ。
この今の景色のマンションに住む前、もう5年くらい前のこと・・・そのころは痴ほうが一番ひどいころでした。
いつも“こんなところにはおらりゃーせん(居られない)。わたしゃーもう家に帰るけえ・・”
と言っては家を出ていこうとして大変でした。
この部屋から山の見える今のマンションに越してきてからは、この山のおかげで田舎の自分のうちにいると勘違いして、帰るとは言わなくなりました。
“あんた、見てみ!小山さんかたの近所に、いつのまにか よおけ(たくさん)家が建ったなぁ・・”
ベッドで落ち着いてくれている母と一緒に外の景色を眺めながら、安堵したものでした。
そしてまたある日のことです。
デイケアに行く時間になっても母はガンとして動こうとしません。
私はイライラして
“なんで着替えたり動いたりしてくれないの!!”と腹を立てても母は
”そんなにやんややんやいわんでも・・”といって着替えさせようにも手を振り払いまったく動こうとしてくれません。
“もうしょうがない、デイケアはお休みしてゆっくり母と付き合おう・・・”
私は仕方なく腹を据えて母とともにベッドに座って、母の見ているほうを眺めると、 母は竜神山をじっと見ていました。
何を見ているのか一緒によく見ると、なんと竜神山には1本だけカラスの木があるのです。
カラスがたくさん飛んでいても、1本だけにたくさんのカラスがとまって、なんと真っ黒になっている木があるではありませんか・・・
“おばあちゃん。カラスとあの木をみていたんね。カラスがたくさんとまっとるんじゃね~!すごいね~!!”
夢中になって見ていた母の気持ちに私が沿ったその時、
母はなんと“それじゃあそろそろいこうかね~”
って動いてくれ始めたのです。
子育てのころは 子供の気持ちには沿うことができず なんでも押し通していた私でしたが、母の痴ほうのおかげで、こんな風に何度も母の気持ちをくんで沿わなければなんでも前に進みませんでした。
そしておかげさまで、私は人気の持ちに沿うということが少しはできるようになりました。
母は今ではもうしゃべれなくなり、ベッドに座ってともに景色を眺めることもできなくなしましたが、外の景色は今も変わることなく季節の移ろいを見せてくれています。
朝カーテンを開けた後、おむつを替えた後、時には優しい風として、美しい緑として・・
私にいつもほっと癒しをくれています。


